■ Kīlauea　(キラウエア火山) ■

ハワイで唯一、世界遺産に指定されているハワイ火山国立公園内にあるキラウエア火山。
悠久の年月を経た現在も断続的に噴火を続けており、海岸線に広がる溶岩台地や4km以上あるクレーターなど、見所が沢山あります。
国立公園内には数か所のトレイルもあり、クレーター内まで散策することも可能です。広大な敷地なのでドライブやヘリコプターでのツアーもおススメ。キラウエア火山は地球の雄大な息吹を体感できる数少ないスポットです。

■ ラバチューブ：Thurston Lava Tube “Nāhuku” (サーストン溶岩洞 “ナーフク”) ■

ハワイ島には沢山のラバチューブ（溶岩が造り出した巨大トンネル）があります。その中でも一番有名なのがハワイ火山国立公園内にあるサーストン・ラバチューブです。中は照明で明るくなっており、立って進んでも頭がつかない位の高さです。
徒歩で歩いても20分程度と気軽に回れるハイキングコースとなっており、ハワイ固有の鳥を多く発見出来るとか。
サーストンのラバチューブ以外にも「カウマナ洞窟」やカラフイプアア公園内のオーラが見える洞窟がラバチューブとして有名。
場所によっては岩がごつごつして危険な箇所があるので、しっかりとした靴を履いていきましょう。

■ Rainbow Falls (虹の滝) ■

ヒロの西側を流れるワイルク川へと続く場所に、女神が住むという神話にもなっている美しい滝があります。
晴れた午前中に訪れると高確率で綺麗な虹が現れるそうです。
ハワイ島では比較的虹は多く見られますが、滝とのセットで見る虹はハワイの自然を象徴する景色です。
滝の横にある遊歩道を進むと、奥に巨大なバニヤンツリーが君臨しておりその大きさは圧倒的です。
滝と同じく神聖な気分を味わえるスポットなので、滝を見るついでに足を少し運んでみてください。　

■ Akaka Falls (アカカ滝) ■

ヒロの中心部から車で30分程の州立公園の中にあるハワイで一番有名な滝です。
その落差は135ｍもあり、豊かな水が流れ落ちる様子は圧巻です。滝までの遊歩道も綺麗に整備されており、野生のラン、竹林、シダなど緑豊かな熱帯雨林の木花を見る事ができます。　
ハワイの神話や有名なフラソングにも登場するアカカ滝は観光客からも地元住民からも愛されております。

■ Waipiʻo Valley Lookout (ワイピオ渓谷＆展望台 )■

聖地ワイピオ渓谷は、外部からこの渓谷へ入りづらいという立地条件もあり、かつては首都として栄え、王族が住む神聖な谷とされてきました。有名なカメハメハ大王が幼少期を過ごした土地として有名でもあります。
「王の谷」とも呼ばれ、ハワイの歴史文化の重要な場所としてハワイアンにとっても大切な聖地であり、今なお強力な霊力によって守られていると信じられています。
海沿いにあるワイピオ渓谷展望台からは、断崖絶壁の渓谷、谷底に広がる緑豊かな熱帯雨林、海岸線の黒砂ビーチ、美しい海の青が見渡せます。
駐車場も完備されておりますが、人気のスポットとなっているため午前中で満車になることも。
展望台から眺める景色も雄大で素晴らしいですが、時間があれば谷底まで降りてみましょう。
レンタカーは通行禁止となっており、4WDのみでしか下ることが出来ません。徒歩で自力で下る方法もありますが、かなりの急斜面になっており体力必須となっておりますので、オプショナルツアーへの参加がおすすめです。
谷底は展望台から見渡す景色とはまた違った風景をしており、雄大にそびえたつ木々に圧倒され、美しい黒砂のビーチでは時間が経つのを忘れるほどリラックスできます。
オプショナルツアーでは乗馬をしながら谷底を巡る体験が人気です。

■ Waimea (ワイメア) ■

ヒロとカイルア・コナの間にあり、ドライブで立ち寄ることも多い町です。
ワイメアの高地では、起伏の多い緑豊かな牧場風景を楽しめます。
ワイメアで一番有名なスポットは、アメリカでも最大規模、かつ最古の牧場と言われている「パーカー牧場」です。
牧場の大きさは約13万エーカー（526平方キロメートル）で、規模としては東京都23区（623平方キロメートル）より少し小さいサイズ。
現在、牧場には入れませんが、ビジターセンターでは昔のハワイの牧畜に関する道具などの展示を見る事ができ、パーカーランチ・ストアではオリジナルグッズやビーフジャーキーなどのお土産を購入できます。
牧場体験がしたいなら、羊や牛を飼育する カフア牧場に行きましょう。乗馬ツアーやオフロードカーでワイメアに広がる景色を眺めたり、夜はカフア牧場で音楽を聴きながら楽しむ牧場スタイルのバーベキュー・ディナーやイブニング・アット・カフア・ランチも楽しめます。

また、ワイメア渓谷展望台から眺める景色も壮観でおススメです。「太平洋のグランド・キャニオン」とも呼ばれたこの大地は、ハワイ諸島最古で最大の渓谷です。
途方もなく長い年月の中で何度も噴火と洪水を繰り返しいくつもの地層を重ねた断層からは、地球の息吹、自然の美しさを壮大なスケールで感じとることができます。

■ Mauna Kea (マウナケア山頂) ■

ハワイ諸島で最も標高が高く、富士山よりもはるかに高いマウナケア火山は4205ｍを誇ります。
空気が澄み、晴天率が高いため世界で最も天体観測に適した地とされていて、アメリカのスミソニアン天文台を筆頭に、日本のすばる望遠鏡や、イギリス・カナダ・ブラジル・オーストラリアなど7ヵ国が共同で設置した望遠鏡など、11ヵ国の13天文台が設置されています。
山頂付近で目にする天空に散りばめられた満点の星空は、地球と宇宙のスケールの大きさを感じ、言葉では言い表せない感動を覚える景色でしょう。
山頂付近はレンタカーの保険も適応外となるため、安全かつ確実に楽しむためにもツアーへの参加がおすすめです。

■ Onizuka Center for International Astronomy Visitor Information Station(オニヅカビジターセンター )■

マウナケア山のふもとにあるオニヅカ・ビジター・センターは、1986年に起きたスペースシャトル・チャレンジャー号の事故で亡くなった宇宙飛行士、エリソン・オニヅカ大佐にちなんで名づけられました。
標高2775ｍの場所に位置し、スナックや飲み物を販売する売店やトイレ、望遠鏡が設置されています。
平地に比べ酸素量が少ない山頂付近では「高山病」を起こす場合があるため、最低でも30分以内は施設内に滞在し身体を慣らしてから山頂へトライしましょう。
また、ビジターセンターの裏には、シルバーソード（銀剣草）と呼ばれる標高が高い所にしか生息しない、絶滅危機にある貴重な植物を見る事ができます。

■ カラフイプアア公園内のオーラが見える洞窟 ■

「マウナラニリゾート」内でもっとも強いマナ（神聖な力）を持つといわれている「フィッシュポンド」の近くに自分のオーラが見えると言われる洞窟があります。洞窟を進むと一か所だけ日の光が差し込む場所があり、その光を浴びながらシャッターを切ると、人の周りに光が浮かび、オーラのように見える写真を撮ることができるとか。　
その昔、洞窟の奥には霊魂が宿ると信じていたとされ、オーラが見える洞窟内も神秘的な経験ができるパワースポットととして人気となっています。　　

■ King Kamehameha Statue　(カメハメハ大王の像) ■

日本人にも有名なカメハメハ大王、オアフ島ホノルルにある裁判所の前に建つ像を1番に思い描く人が多いと思いますが、実はカメハメハ大王の銅像はその他にもアメリカに一体、ハワイ島に計3体もあります。
あまり知られていませんが、ハワイ島の北側にカメハメハ大王の生誕の地、カパアウ（Kapaau）という町があり、そこの地方裁判所の前にひっそりと君臨しているカメハメハ大王の像がオリジナルなのです。
この像は1880年代にパリで作られホノルルに送られるはずだったのですが、輸送途中の船が南大西洋のホーン岬付近で沈没してしまい、ホノルルまでたどり着くことが出来ませんでした。そこで急遽2体目が新しく製作されホノルルのカメハメハ大王像となったのですが、その後、海に沈んでいた像も引き上げられ、みごと復活してここ生誕の地に建立されることになったそう。
逆境に強く、海の底から黄泉がえったカメハメハ大王の像は、その前に立つととてもスピリチュアルな雰囲気を感じます。
また、ヒロにも新しいカメハメハ大王像が作られており、その高さは約4.2メートルと最も高く、顔立ちが一番整っているとのこと。
ハワイに行った際は、カメハメハ大王の像を見比べてみるのも面白いかもしれません。

■ Liliʻuokalani Park and Gardens　(リリウオカラニ公園 )■

ヒロのダウンタウン近く、ヒロ空港からも車で10分の場所に位置しているリリウオカラニ公園は、日本の美を感じられる静かで落ち着いた海辺のスポットとして人気です。
ハワイ王国最後の女王であるリリウオカラニ女王が、最初の日本人移民としてさとうきびプランテーションで働いていた人々に対し敬意を表して土地を提供し、日本人移民の人たちによって日本庭園の公園が作られました。
庭園内では、松やソテツ、鳥居や石灯篭など日本にゆかりのあるものから、ココナッツやマンゴーなど南国の木々まで植えられています。
公園内は綺麗に舗装され、気持ちの良い芝生が広がっているため、観光客はもとより現地の人々からも愛されている公園です。